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 いよいよ全9回のシリーズも最後。今回はこれまでのミッドナイトケイリンを総括し、タイトル通り「ミッドナイトで儲ける」ためにどんな戦術が有効なのかを考えていきたいと思います。


初日、二日目でスタンスを変える!?


 ミッドナイトケイリンの勝ち上がりスタイルに大きく起因する特性ですが、意図的に堅いレースを演出している初日は逆らわずに買った方が良さそうです。前回の日別の決まり手などを参考に、1人ずば抜けた脚力の選手がいるレースではアタマ固定で2着を2点までで、的中率は8割をキープできそうです。問題は投資額の配分。例えば、2車単のオッズが2倍というレース。妥当かどうかは買う側のセンスに依る部分が大きいのですが、選手も「オッズに応える」というモチベーションで走っているのが普段と大きく違う点です。実力が拮抗しているライン戦ばかり戦っている普段とは違い、段違いの支持率を集めると、下手な走りはできないモノです。これまでも、明らかに「大事に行った」走りで格上選手が1着を獲りに行く場面が見られました。マークする選手も同じです。仮に離れてしまっても諦めずに付いていって何とか2着キープというレースも多かったですね。オッズがここまで走りを替えるという典型例でしょう。

 と言うわけで、1・オッズがかぶり、2・競走得点などから明らかに力が離れているといった要素がそろったレースでは迷いなく大枚勝負に行きたいものです。

 2日目はどうでしょう? 番組構成は初日の結果に大きく左右されますが、順当なら敗者戦は力が拮抗した2分戦が多くなります。まだ7車立てのレースを経験したことのある選手も少なく、初日に「巻き返しが効かない」と判断した自力型は、足を使ってでも先行した方が堅いと、赤板あたりから仕掛けるケースが増える傾向にあります。もちろん前受けのラインも出られては逆転が難しい。勢い、踏み合いになって(すぐに決着が付いてしまうこともありますが)しまいます。こんな時、善報の選手がゴール前で力を使い果たし、後方から突っ込まれて穴になるレースがが狙い目です。特に普段は追い込みでも、たまにまくりがある選手がおすすめです。


 “儲ける”ためには?


 とにかくにも資金管理。これに尽きます。オッズの高い、安いで買い目を選択するべきではありません。普段のレースとは違い、「堅いレースは堅い」と肝に銘じましょう。前述の通り、脚力の差がはっきりする初日の番組は、選手もその意図を理解して走っています。強い選手が自らに有利な展開を考え抜いて走れば、自ずと勝率は高まる。例え2倍だとしても、当たれば資金がなくなってしまうことはないのですから。まずはホップ、ステップできるレースを探すことに注力しましょう。

 問題は“ジャンプ”。コツコツ増やした資金で大勝するには、やはり中穴を、自分の本線で的中させたいものです。やはりこれは2日目が買い頃でしょう。前にいるラインが圧倒的に有利なミッドナイトケイリンでは、力の差がそれほど大きくなければ、多少点数が下の自力型が駆けてもゴール前までもってしまうものです。所謂、「支線」と呼ばれるラインの1着で10倍前後の配当なら、確率的にも十分ペイするでしょう。

 た・だ・し、S級戦は話が別。A級戦ほど極端な力量差はありません。むしろ近況を何より重視して買うのが的中への近道ではないでしょうか。

 競輪の新しい形としてすっかり定着したミッドナイトケイリン。7車立、4周回というスピーディーな展開は他にない魅力です。まだまだ勝利への手がかりはどこかに隠されているはず。ぜひ、皆さん独自の「勝負手」を探してみてください!